過去の練習曲を振り返る~美しい月よ

これまでレッスンした曲について書いてみます。

私はソプラノです。小学校の合唱からずっとソプラノと言われてきました。話し声と歌う声はあまり関係ないようです。

ベッリーニ作曲“美しい月よ”。(2017年頃にレッスンしたはず…)

音数が多く、歌唱イタリア語の発音練習になりました。音大の副専攻でやったというフルートやピアノの先生もいるので初級者が練習するメジャーな課題曲なのかもしれません。繊細でキラキラとした伴奏も大変美しい曲です。

 

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こういう、華やかで明るい曲調を好んでレッスンしています。イタリア歌曲集には高音用と中音用があり、音大の夏期講習に参加した際は中音用の楽譜を持っていきましたが、教授から高音で良いだろうと言われたので基本的には高音用を歌っています。低音域が苦手なのであえて中音用を使って「まんなかのド」からファくらいが出てくるように使い分けを(先生が)してもいます。中~低音域が苦手、というのは正しい発声法ではなく、いわゆる地声を出してしまうという意味です。声楽はのどを使って歌うようなことはしません。息を流し、そこに声を乗せるイメージで、やりすぎて声が枯れるのは歌唱法が間違っていることになります。とはいっても声帯を使うことには変わりないので、ピアノのように1日5時間以上も練習はできません。体が楽器なので調子悪いな、と思ったら短時間でも切り上げて休ませる日が必要です。

合唱コンクールは好きじゃなく伴奏係に立候補して歌った記憶ほぼなし、なのに声楽は楽しく続いています。地域の合唱団に入らないのかと聞かれたこともありますが、合唱には向いてないと思ってます。合唱とソロの声楽は焼肉とすき焼きくらい違うのです。

私は今のところイタリア語のオペラアリアを好んでレッスンしていますが、私の先生は日本歌曲が好きで講師演奏ではほとんど日本歌曲を披露しています。オペラアリアは役があってその役がセリフ代わりに歌うので、いろんな人になれるのが面白いところです。次回は2018年の発表会で歌った曲について書きます。