Andrà Tutto Bene.

12月27日はうつ病と診断された日。

なんか調子わるい…と毎日思いながら出勤していた2010年12月、冬休みまであと1週間もないような年の瀬の仕事中にポーンと「これは死ぬな」と直感しました。慌てて予約なしで初診を受け入れてくれる精神科を探し、12月27日に受診。結果、「うつ病ですね。診断書を書きますので明日上司の方に話をして年明けから休職してください」とうつ病宣告されました。私がうつ病?…会社休むのか、休んでいいんだ…やりかけの仕事どうしようもう明日しか出社日ないじゃん…と憂鬱を抱えつつ帰路につきました。
あれから10年、振り返ればあっという間でした。社会人10年目の去年あたり、うつになってからの時間を失われた10年にしてしまうのか、ちょっとした遠回りにするのかは今の自分次第だと思いました。時折負けず嫌いな部分が出てくるわたくし、失われた10年にはさせません。

今年は主にファイナンシャルプランナーの試験と初級イタリア語の勉強をして、目標の2級FP合格とNHKラジオまいにちイタリア語を完走したので、やればできるじゃんと自己肯定感東証一部上場を果たしました。

f:id:star-gazer:20201227162147j:plain

技能士カード(有料)。記念に申請しました。

f:id:star-gazer:20201227162227j:plain

まいにちイタリア語、ゆっくりじっくりイタリア語。

“改めて聴いてしみじみ(2020.08.27)”https://star-gazer.hatenadiary.com/entry/2020/08/27/223612 で書いたように今更焦っても急いでも大勢に影響ないし、コロナ禍で求人も減ってるそうなのでのんびりやっていきます。これをのんきとか道楽とか親のすねかじりとか、思う人もいるかもしれないけど(すねかじりは事実だ)「そのうち役に立つかもしれないし、どうかな」ということを当面は続けていくつもりです。働く気はあるのですが、父方母方それぞれの祖父母の生活支援&介護があるため弱小でも家事要員が家を出ていくのは厳しい現実。在宅勤務の仕事があればINAKAにいながら働けるのになあ、毎月の医療費交通費を稼げたら懐事情がちょっとは楽になるのに…と思いながらクラウドソーシングやアンケートモニターをやってます。

 

今日からこっちのブログ本格スタートとします。タイトルの“Andrà Tutto Bene.(アンドラ トゥット ベーネ)"を訳すと「全部うまくいくよ」です。イタリア人がコロナ渦中で使ってるらしい…イタリア語にハマり、行ったこともないのにイタリアかぶれなので持ってきました。突然気分が落ちて絶望に涙する日もあるけどあれから10年なんとか暮らして、今日もサッカー天皇杯有馬記念を観て楽しく過ごしたのでまあトータルでうまくいくだろうと。…もっとも調子がいい今日だからそう書けるのかもしれない。

もうひとつ、NHKラジオイタリア語の最終講で出演者からのメッセージが“Chi va piano, va sano e va lontano. (キ ヴァ ピアーノ、ヴァ サーノ エ ヴァ ロンターノ)"「ゆっくり歩む者は着実に遠くまで行ける」でした。語学の上達は学習時間に比例する、勉強しただけ身に付くのでゆっくりでも毎日こつこつ続けることが大切です、というお話でした。人生も全力疾走は続けられないと身をもって学んだので時に走り(少しなら走れるようになりました)、時に休みつつ豊かな人生にしていきたい。