他山の石(とりとめない文章)

役に立つ仕事や社会貢献度の高い会社がいいなあと学生時代は漠然と考えていました。15年ほど前、2006年頃には「ブラック企業」という言葉が広まりネット上でブラック企業ランキング等の真偽の程が定かでない本音を見るようになりました。就活が話題になるので見に行くようになった、が正確。で、2008年10月に就活開始して電機・エレクトロニクス業界を中心に説明会へ行きました。応募しなかった会社もたくさんある(勤務地が最大のこだわり…苦笑)なかで、経営理念や創業の精神を聞けたのは良かったです。ライフワークバランスが重視されてきて「社員を大切にしない会社に社会貢献はできない」と言う企業もありました。他には、社会の利益になることが自社の利益、とか。社会貢献したかったら公務員は?と今は思う…。

1年半になるパンデミック下で、社会貢献とは何かと考えます。不要不急とされた業界は社会貢献度の低い会社なのかというとそんなことはないはず。高い公共性、生きるのに不可欠、心豊かな暮らし、便利な生活、など目的は違っても社会を支えてると思うのです。衣食住足りてなんとやら、とは言え◯◯はなくても生きていけるというのは自分は言いたくない。個人支出の優先順位は勝手だけど、自分が必要としないから世の中になくてもいいって発想はいかがなものかと。どれだけ精神的に貧しいのか。経済的余裕がないと生活のうるおいを削らざるを得ないので、それだけあらゆる豊かさから離れてるんだなと考えると悲しい。

誰しも我が身がかわいいと思う。役に立ちたいのも自己満足に過ぎないのかもしれない。でも他者を貶めたり批難だけして得しようという人間にはなりたくない。一番醜い感情は妬みと僻みだと思っている。いいなあと思える人のことは単純にうらやましいし、まねできる部分は学ぶ姿勢でいたいです。同期入社で同じ部署だったAくんが誰々は頭いいな、すごい、俺もがんばろうと感心を励みにしていたのがそう考えるきっかけだったので、素直に他人の良いところを認めて自分を磨ける人でありたい。