栄光は努力の先に

前回書いてからギリ1ヵ月経ってませんね。

11月は大乱調で過ぎていきました。今年はわりとメンタルヘルシーの面は快調で、回復のステップアップだと感じていました。しかし昨年秋から久しぶりに勉強を始めて頭を使いすぎたせいかどうもガス欠になったようです。過ぎたるは猶及ばざるが如し。知恵熱までお出ましになり、11月に受験予定だった試験(というとその筋の人はわかるだろうメジャーなやつ)は不戦敗でした。次があるさ。

こう書くと誤解を招くのですが、私にとって勉強とは楽しいものです。ところが夏以来たった数カ月で「受からなきゃ受からなきゃ受からなきゃ」と合格が目的になってしまい、知らないこと新しいことを知る楽しさを感じなくなっていました。もちろん受験する以上は合格したいですし、試験のための勉強よりその過程で得た知識は実務でどう生きてくるのかさらに学ぶことが必要と思ってます。なるべく早く取りたいけど、まあ楽しく勉強してその結果合格すればいいかと少し緩めることにしました。

 

思えば10月後半からサッカーを気にする余裕もなくなっていて、DAZN中継を観ないどころか結果もろくにチェックしてませんでした。そうこうしているうちに中村憲剛が今シーズンをもって現役を引退するという驚きの発表が降ってきました。サッカーファンはおそらくこう思ったのではなかろうか。

「なんで?まだできるじゃん!昨日バースデーゴール決めたじゃん!!!」

最後のは川崎サポの心の叫びですね。でも会見を見てやはりここでも寂しいけどほっとしました。35歳の時に40歳で引退すると決めていた、昨年のケガは引退の決意に全く影響していない、最後までプレーするためリハビリをした。ワタシのような軟弱な人間は引退1年前にあのケガをしたら、あーもうここまでってことか…とあっさり折れてピッチに戻るためのリハビリなんでできないと思いました。いやまあ代表歴のあるようなトップクラスの選手と比較すなって話ですけど。

今更わたくしごときが語ることではないけど、中村憲剛ってものすごく大器晩成型の選手だと思うんです。J2だった川崎に入り、J1昇格、日本代表、でもクラブはなかなかなかなかタイトルが獲れずシルバーコレクターと呼ばれて涙で枕を濡らす初冬。しかし2016年、36歳でMVP受賞。破られなさそうな最年長記録。36歳まで一線でプレーすることじたいが相当すごい。この時すでに引退する日を決めていたというのも…。そして2017年、念願のJリーグ優勝。全サポがたぶん泣きました。2018年Jリーグ連覇。2019年、ゼロックスカップルヴァンカップ優勝。カップ戦も制覇。そしてそしてそして2020年、3度めのJリーグ優勝。大卒で18年もプレーして、最後の4年間でこれだけの評価(2017,2018はベストイレブン)と成果を出す選手ほかにいます?当たり前ですが、若いうちから活躍できることだけが天才ではないと改めて思いました。

今年36歳になりまして、もう若くないなと感じるときもなくはない。でも中村憲剛のキャリアハイはこの年齢からと考えると、いくつだからとかこれがどうだからとぐねぐねしてないで目標の「優勝したい」に向かって努力を続けなければ願望は願望で終わってしまいます。私は育てられ方の影響で「努力しなければならない(して当然)」「できないのは自分の努力が足りないからだ」と思いこんでるフシがあり、それは上記勉強のように自分の首を絞めたりもするのですがやはり努力なくして栄光なしと感じます。

もちろん努力でいかんともしがたいことは世の中たくさんあるので全てが報われるわけではないけど、なりたい自分や叶えたい願い事のために努力を重ねていける人間でありたい。いちサポーターが感銘受けちゃっただけですが、中村憲剛は影響を受けた人物ベスト10に入ると思います。

来年は等々力に行きたいですねー。数年ぶりにぼっち観戦。