1日が24時間じゃ足りない

…と思うようになったのはあれこれやりたいことが出てきたということでしょうか。

睡眠時間は確保したい、家事をする、勉強もしたい、音楽も聴きたい、お風呂でゆっくりしたい。あぁー24時間しかないのに。

1日が長い…1週間も長い…1か月は果てしなく長い…と時間が経つのがやけに遅く感じて日々過ごすのが苦痛だった頃に比べれば回復しているんだと思います。そして動くまではめちゃくちゃ腰が重いのに、動き始めるとわりと止まらないタイプです。この20年を振り返ってみましょうか。

 

高校生の頃は「寝てる時間がもったいない」と本気で思っていた。学校、部活、予備校のち帰宅してごはんとお風呂をさっと済ませ、オールナイトニッポンを聴きながら(水曜日のポルノグラフィティの日のみ)勉強、日付が変わったあたりから読書してました。寝るのは2時3時。敷地内の寮生活だったので早起きしなくていい(7時半に起きれば間に合う)し、通学の疲れもないし、何より若かったからそんな生活でもなんとかやっていた。テレビは談話室しかなく(主にサッカー中継を観ていた)、ケータイは持っていたけど今みたくいろんなサイトはないし、SNSもない、ゲームもない。まあちょっとメールするくらいでそれも文字数制限があったから何時間も続くものではない。

今わたしは1日何時間スマホを使っているでしょうか?

大学生になってからは初めて“自室にテレビがある”環境を手に入れたので圧倒的にテレビを見る時間が増えました。朝起きて時計代わりにニュース番組、帰宅後はずっとつけっぱなし。でも見てるのは23時以降が多かったような気がする…。それに自分のパソコンとADSLでサクサクインターネット。はてなダイアリーを始め、掲示板やmsnメッセンジャーなどにどっぷり。レポート書く道具のパソコンが誘惑そのものなので効かない自制心との闘い。テレビはAKB1じ59ふんという番組が始まるとやばい早く寝なきゃと思ってました(その後この番組は1時間早まりAKB0じ59ふんになったので1時間余裕ができた錯覚をします)。起きたら9時だった、むしろ帰ってきたのが朝6時だった、など悪い意味で大学生らしい不規則な生活を4年生前半までやっていたような。4年生の夏以降は卒論のために朝ちゃんと起きて、ゆっくりごはん食べて通学する生活に改めました。

院生になれば就職したら…を考えるようになり、何時に帰っても何時に寝ても朝9時に研究室に着く生活。M2の頃も1日が短い、1週間経つの速い、やること多すぎ、と感じていたようです。朝は早くないけどとにかく帰りが遅かった。20時に研究室を出た日は「今日早い!まだお店開いてる!」とルンルンで帰宅。この感覚を持ったまま会社員になったのだから院生こわい。

就職すると仕事を持ち帰ることができなくなったので家ではスイッチオフ…にならず、職場でプリントアウトしてきた論文を読んだり本を読んだり、頭のなかには常に仕事がいました。

 

ここまで10年、全力疾走すればそりゃあガス欠になります。なぜなら私は超人ではないから。

 

アクセルベタ踏みで走り続けたツケを病気で払うことになり10年かけて、試しにエンジンかけてみようか、まだアクセルは踏んじゃダメだよ、って感じになったのでくれぐれも調子に乗らないように気を付けたいと思います。

今のリラックス&リフレッシュは寝る前に大好きなバンドを聴くことです。ウォークマンのイコライザの設定をちょっと変えたら劇的に音質が良くなったので非常にしあわせ。