生活への影響があった人

1月の終わりにクルーズ船で新型ウイルス感染症の患者発生、そのうち都内の屋形船で宴会をしていたお客さんも発症、2月下旬についにわが千葉でも患者発生、3月になり、4月に入り緊急事態宣言が発出されてテレワーク、外出自粛、オンライン飲み会、などなどあぁパラダイムシフトというときに生きているのか…と思って5月下旬。

千葉のINAKA住まいの我が家で、この緊急事態宣言によって一番影響を受けたのはわたしでした。

まず趣味の音楽教室が休講になりました。千葉県内で患者確認された2月下旬からレッスンが休みになり、5月の発表会、8月の会員コンサート、9月のコンクール、すべて中止です。レッスン室は防音のため換気扇は心もとないし、狭いし、声楽(だけじゃないけど)はマスクをすると指導できないのでしょうがない。

次、定期通院の外来診療中止。緊急事態宣言と同じ頃、船梨市に住んでいた頃からかかっている都内の病院で院内感染が発生したため外来診療を中止します、と連絡がきました。予約患者ひとりひとりに電話をかける苦労お察し。外来中止といってもたとえば、抗がん剤治療中だとか病状の深刻な人に絞って受け入れることにしたみたいでした。私は命に関わらないし、経過観察しかやりようもないので薬を切らしても大丈夫なのだろうかと思いつつ放置しました。3月の診察で出た薬でちょっと具合が悪くなったので薬局に相談して服薬中止したので、その報告と効いてるのか効いてないのか微妙な薬をもらいにそのうち受診したいです。

これが一番痛い。カウンセリングルーム休室。都内へカウンセリングに通っているのですが、やはり緊急事態宣言が出たため当面閉めます、と連絡。クライアントが他県からも来るため電車に乗る以上リスクあり、ということなんだと思います。他には話せないことや前回からの変化など臨床心理士を通して自分と向き合う時間を作れなくなったことはかなり痛手です。日記を書いてできごとと感じたことを記録し、今なにがしんどいとか解決したいとかを探るようにはしていますが、話した内容についてそれをどう感じたか、以前はこう言っていたけど今はどうか、と客観視するにはやはりプロの臨床心理士の力が必要です。

 

 

来週にも首都圏の緊急事態宣言は解除されそうですが、1か月半ほどの「おうち時間を有益に過ごそう」という記事や話題にほとほと疲れました。おうちで無益な人生を送っている身としてはなぜ有益でなければならないのか、空いた時間をぼんやり過ごしたっていいじゃないか、と意欲あふるる声がしんどく感じます。もちろんういた通勤時間でゆっくり朝ごはんをとったり、軽い運動をしたり、何か勉強をしたりするのは良いことだと思います。でも在宅元ハイカーにはなんというか、みんな急に何言ってるの…?これまで家でなにしてたの…?と自宅(での過ごし方)に他人がずかずか入ってきたように感じたのです。書類上の自宅ではあるけど自分の家じゃない実家に戻って4年になろうという初夏に思うことでした。

 

 

次回からはFacebookに投稿した7days book challengeの内容をリライトして書きたいと思います。